LINE公式アカウントのリッチメッセージを知っていますか?
無料で使えるLINE公式アカウントですが、リッチメッセージを知っていますか?
リッチメッセージとは、クリックすると設定したアクションを行う画像タイプのメッセージのことです。
数ある企業のLINE公式アカウントの中でも、マーケティング専門部署があるであろう企業は、テキストメッセージではなくこのリッチメッセージを使用していることがほとんどです。
今回は、店舗ビジネスにおいてこのリッチメニューを再来店のきっかけにするための使い方をご紹介します。
リッチメッセージは再来店への最初の一歩
リッチメッセージを使って再来店につなげるためには、お客様が来店するまでの流れを把握し、その第一歩として位置付けることが重要です。
再来店につなげるためには、お客様にお店のことを思い出してもらい、興味を持ち、来店したいという気持ちにさせなければなりません。
リッチメッセージを使用することで、お客様に「思い出してもらう →興味を持ってもらう」ことができるようになります。
来店するまでのお客様の流れを把握しましょう
例えば飲食店の場合、「お店のことを思い出す→お店の発信に興味を持つ→詳細を知りたくなる→詳細を知る →行きたくなる→実際に来店の予定を立てる →来店する」といった流れで来店することが多いです。
まず、1回目に来たお客様のほとんどが来店したこと自体を忘れています。
なのでお客様にお店のことを思い出してもらう必要があります。
その後、お店に興味を持ってもらい来店という行動につなげていきます。
リッチメッセージは、「思い出す」「興味を持ってもらう」「詳細にアクセスする」の3点を1通で完結させることができます。
リッチメッセージを再来店への第一歩としているのはこの為です。
リッチメッセージの具体的な使い方
リッチメッセージはLINE公式アカウントの管理画面(PC/スマホ)から作成することができます。
作成の流れとしては、「目的/内容→画像デザイン →タイトル→配信設定」となります。
まずはリッチメッセージで「誰に何を」伝えたいのかを決め、見たお客様にどんなアクションをしてほしいのかを考えましょう。
リッチメッセージは画像をリンクとして設定することができるので、僕の場合は「コース料理の紹介画像 →グルメサイトのコースページ」といったように関連性のあるウェブページへお客様を誘導するようにしています。
「誰」「何」「求めるアクション」が決まったら、画像デザインを作成します。
僕は無料で画像デザインを作ることができるcanvaを使用しています。
この時、お客様にクリックをしてほしいのであれば、クリックできることをわかりやすくデザインに盛り込むことが重要です。
リッチメッセージのデザインは、大手チェーン店のLINE公式アカウントやウェブで「リッチメッセージ デザイン」検索してみると参考になるデザインが出てきますので、慣れるまでは参考にしてみるのがおすすめです。
また、リッチメッセージのタイトルも重要です。
LINEはメッセージを受信すると通知が来ますが、そこで表示されるのがこのタイトルになります。
お客様が興味を持つようなタイトルにすると、開封率も上がり、リンク先への遷移にもつながりやすくなります。
リッチメッセージの設定ができたら、メッセージ作成でリッチメッセージを設定し、送信します。
もし100名以上の友だちがいるようであれば、性別や年齢などの属性で絞込配信をしてみても良いでしょう。
試行錯誤をしながらベストなメッセージを見つけましょう
リッチメッセージは開封率やクリック率の測定も可能で、目的に沿った指標の向上を目指していきます。
僕の場合は、月に2回配信を継続し、データを見ながらデザインや内容の修正を行い運用しています。
また、リッチメニューはクリックする場所によってリンク先を変える設定もできるので、アイデア次第で面白い配信をすることもできます。
リッチメッセージを活用して、お客様の再来店のきっかけを作り出しましょう。